【第10回】私が経験した(GMP)医薬品製造にまつわる話 ~喫煙室のOBぼやき噺 編~
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イチローさんの18年ぶりの母校(愛工大名電)の教育指導のNEWSを観ました。
走塁の時の体の使い方やバッティング、送球(バックアップ)身をもって指導し、バッティングでは、ホームランに自ら大喜び!
野球好きだね。これぞ、最高の教育。現場っていいよ。
製造現場での国際化?多様化?
ある会社の製造管理責任者をしていた頃の話です。朝の朝礼に遅れて来て、踊ったり明るくしゃべっている方、ミスをした翌日にタバコと食品を上司に献上しようとする方、クリーンルームをスキップしている方など色々いました。現役の現場管理者さん、ご苦労様です。試練です。
トラブル対応を人材育成に生かす凄い工場長
ある合成工場で、結晶化のトラブルを起こしたことがあり、現場は廃棄をしたいと報告しました。
そこで、凄い工場長の判断に感激!
そのまま、捨てるなんてダメだよと一喝、再生(再結晶)検討せよ!いくら時間要してもいい。(これは、上司にも大きな賭けのはず)
結局、半年のプロジェクトになり再結晶の収量は多くない結果でした。
ですが、その期間の人材育成は会社の宝を生み出すことになりました。
※現場は、最高に効果的な人材育成の土俵です。
ハイハイって大切だって
赤ちゃんに「立てば歩め・・・」とすぐに手を添えて立たせようとする昔の子育てって子供によくないそうです。ハイハイは、基礎体力に大切で体つくりの重要な工程とNHK教育で説明していたことを思いだしました。
新人教育も基礎教育を省いて、急いで一人前に!(ダメだよ)
基礎体力をメニューにしないと、人づくりも積み木と同じ「壊れますよ」
欧米の責任者事例
ある製造所を経験したときの話です。製剤の原薬由来の黒異物トラブルが発生した。他の原薬成分が混ざり製剤で黒色発色したことが判明しました。
我々の製造洗浄記録などを用意し、外国の本社に報告し、本社原薬製造調査を依頼した。
本社で会議が開かれ、原薬の洗浄不祥事が判明しました。そこで該当工程責任者が呼ばれた。なんと、いきなり解雇ですよ。
※他従業員と責任者と報酬が、かなり高く。その管理のために高額報酬で雇っている。
だから「クビ」だそうです。
●その考えだとしたら、会社規則やGMP遵守違反=懲戒になっていくのかな。
常態化の怖さ
最近の不祥事発覚ですが、該当組織には罪の意識がない例がNEWSで目にします。
それこそ、仲間内の常態化の危険です。見てなければとか、みんなやっているからとか。
自職場に甘いのは人間の性です。だから、内部監査を無通告で実施するべきと感じます。行政ばかりでなく、監査・査察は「無通告」が普通にするべき。常態化の怖さから我々を守ってくれる習慣を持ちましょう。
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