【第7回】米国横断ドライブ旅行記2024

はじめに
2025年もあっという間に2月になり、3月を迎えようとしています。1月半ばから2月にかけては、特に日本海側での積雪量がすごかったですね。私も2月半ばの富山出張時には、4年ぶりにスノーブーツを取り出しました。地球の温暖化に伴い、海水温度が上昇して水蒸気となり雪雲が発達しやすくなったことが遠因とか。さて、今回は4州(イリノイ、インディアナ、オハイオ、ニューヨーク州)を経由して、いよいよニューヨーク州の北西端バッファローへの約900kmの旅が続きます。
1.シカゴ美術館にて
イリノイ州シカゴ郊外のWestmontには6/9(日)から2泊しましたが、お目当ての1つはシカゴ美術館でした。これまで、アメリカでシカゴといえば、出張でニューヨークへ行くためのトランジットで寄るのみでしたので、米国3大美術館に数えられるこの美術館に行く絶好のチャンスと考えていました。モーテルからシカゴ市内までは約30km程度、車で1時間の距離で、6/10(月)は、ゆっくり7時まで睡眠をとり、出発は10時としました。天候は快晴、この日も気温が30℃を超える予報となっていました。郊外からシカゴ市内への運転に関しては、昨日までの田舎町道路とは異なり、交通量が多く夏冬の寒暖差が激しいせいでしょう、道路には穴凹が多く、それを微妙に避けながらもときどき、ドンッと捉まりながらでしたので、低速運転を余儀なくされ、少し緊張感を伴いました。また、市内センターに近づくにつれ車線も増えていき、渋滞にも巻き込まれ、車線変更に四苦八苦しながらもなんとか美術館に到着しました。シカゴの街といえば、私の頭の中では、NYと同じで、犯罪の街、ゴミだらけ、道路わきは不法駐車が一杯と悪いイメージが多少なりともあったのですが、意外に街中はクリーンでポイ捨てゴミも目立ったものはなく、不法駐車の車も見当たらず、木々の緑も整然と美しくと、一転して好印象の街に変わってきました。駐車場は、美術館前の道路を挟んで向かい側の公園地下に装備されていましたが、あまりにその面積が広く、駐車場内は人が不在で、案内表示板も乏しく、すべて機械でのCard清算になっていたこともあり、戻れるかどうか不安になったので、入口並びにポイント、ポイントで目印の写真をとっておきましたが、これが美術鑑賞のあと自分の車に戻る際に大変役に立ちました。美術館には2時間ほど滞在しましたが、好きな印象派のルノアール、モネ、ゴッホ、ドガ等の多くの絵画をゆっくり鑑賞することができました。他の米国美術館でもそうですが、ここも1~2mの至近距離で実物の絵画をみることができ、写真撮影(フラッシュはNG)もOKでした(写真1)。
印象派絵画の鑑賞後は、駐車場上のミレニアム公園に行き、家内が朝調製済の昼食(ベーグル&クリームチーズ)を食べることにしましたが、30℃を超える暑さの中、日陰とベンチを探すのにてこずる羽目となりました。その後、美術館周辺の散策、グラント公園のバッキンガム噴水、ミシガン湖岸を2時間ほどウオーキングしましたが、雲1つない快晴に注目ください(写真1)。この旅全般に天候には本当に恵まれましたが、その中でもこの日が最高の青空でした。携帯を確認すると、美術館内に続いて、燦々と降り注ぐ太陽光の下、街と公園の散策でトータル20,000歩の歩数を稼いでいました。歩数をみてどっと疲れが出てきたので、急いで駐車場入り口に戻ったのは16時、事前に撮っていた目印の写真を頼りに、少し迷いながらも元の駐車位置にたどり着き、17時にはWestmontのモーテルに戻りました。夕食は、前日が良かったこともあり、同じモーテル前のGrill 89とし、初日のサンフランシスコ以来、久しぶりに魚料理を選択しましたが、大変美味しく大満足でした。

上左:シカゴ美術館前にて、上中:グラント公園のバッキンガム噴水、上右:グラント公園内ミシガン湖岸にて
下:印象派絵画(左からゴッホ、モネ、ルノアール)
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