GMPヒューマンエラー防止のための文書管理【第99回】
OTC
1.OTC類似薬
ジェネリック医薬品の供給が不足し、患者が今までの使用した薬を購入できず、不安となっている。そのような医薬品状況の中、国は、供給不足を解消するための手立てを考えている。特に同一品目のジェネリック医薬品の生産拠点の統合を検討している。処方箋で購入する医療用医薬品がOTC類似薬の場合、健康保険対象から外すことなども検討されている。
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OTC類似薬ってなに?どんな問題があるの?
OTC類似薬というと、OTCに似ている薬ということになります。
そもそものOTC医薬品とは、薬局やドラッグストアで処方箋なしに購入できる【市販薬】のことです。OTCとはOver The Counterの略で、カウンター越しに販売されることを意味します。風邪薬や湿布、胃腸薬など、比較的軽い症状に用いられ、自己判断で使用できることから「セルフメディケーション」に使えます。
一方で近年、OTC(市販薬)に有効成分が似ている【処方薬】を「OTC類似薬」と呼びはじめ、保険の対象外にしようとする動きが出ています。保険の対象外にするときには、大きく分けて次の2つの方法があると思われます。
医療用医薬品で、効能効果がOTCと類似の医薬品はある。しかし、医師の診断として、患者の治療のため、その効能効果の薬が必要となる疾病は患者ごとに異なる。一つの疾病でも、複数の医薬品が必要なことは多い。特に老人の疾病では、複数の薬を服用しなければならないケースが多い。併発している疾病があるケースや重篤な疾病中に発病している際、風邪や湿疹等に感染することもある。複数の治療薬が必要な時、医師が判断しなければならない。
OTCを使用する際は、使用者は病院や診療所の医師の診断を受けるほどではないが、薬を服用したいと考え、ドラッグストア等一般用医薬品販売業者で医薬品を購入する。比較的、病状が軽く、医師の診断を必要とせずに、病状を回復できると判断した場合に使用する。薬剤師等に相談して購入すれば、正しく薬を服用し、回復できる場合に利用するものである。
効能効果が同等であっても、使用する人の症状により、医薬品を選ぶ必要がある。医薬品は、同一の有効成分であっても、添加物や容器が異なり、使用方法や保管方法も異なる。また、患者の病状により、有効成分として量が異なり、使用する頻度、使用量が異なる。服用する患者の様態が同一ではない。類似薬といっても、その利用はさまざまであり、薬の利用方法は、その病状とその効果を理解し、適正に使用することが重要である。OTC類似薬といっても、使用方法は異なり、適正な効果と安全性を担保して使用できなければならない。
2.医療用医薬品と一般用医薬品の品質
医薬品には薬の効能効果とともに副作用等のリスクがある。医療用医薬品と一般用医薬品の品質として違いはあるか考える必要がある。
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