【第5回】電気/電気設備のなぁぜなぁぜ

こんにちは。

シーエムプラスの中村です。
 今回の「電気/電気設備のなぁぜなぁぜ」は前回の続きとして、工場における電気設備設計のポイントのうち弱電設備を中心にお話ししたいと思います。
 工場で必要な弱電設備は、電話からLAN、セキュリティにいたるまで重要な要素の設備が数多くあります。これらの設備は明確なイメージ が無ければ要否の判断が難しくなります。したがって具体的な工場内部のイメージを持つことが大切です。

電話設備
 工場で使用する電話設備には、電話機そのものから配管配線が含まれます。スマートフォンの普及によって固定電話の利用は減少傾向にありますが、その一方で、建物内でのスマートフォンの電波状況を改善するために、携帯電話不感知対策が求められる場合があります。例えば、地下においても携帯電話を快適に使用できるように、キャリアごとにアンテナを設置することが一般的です。こうした対応は施主が契約する携帯電話会社と協力する必要があり、事前の計画が非常に重要です。

情報通信設備(LAN設備)
 工場で使用するネットワーク関連の機器と配管配線は、情報通信設備として不可欠です。これらは、業務の効率化やトラブル時の迅速な復旧を可能にするために、ネットワークを用途別に系統分けすることが求められます。例えば、事務、製造、物流といった機能ごとにネットワークを分けることで、障害が発生した際の影響を最小限に抑えることができます。また、配線自体を冗長化することも大切です。機器選定や工事区分においては、施主の要件に合わせた仕様の確定が必須です。場合によっては施主 から直接機器を発注した方がメンテナンス費用も含めコストメリットが大きい場合もあるのでよく検討ください。

 

 

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